2018年12月7日、農園レストラン伊左衛門にて。
広く見渡せる風景のなか、おそらく一人で歩いている・・・佇んでいる・・・?
孤独という言葉は否定的な意味で捉えられることが多いように思うが、決して常に否定的な状態を表しているわけではない。
孤独が人を救い、癒し、楽しませることも往々にしてあるように思う。
孤独と悲嘆は同義ではないのだ。(森田)
2018年12月23日 富士見市文化会館キラリマルチホールにて。
一聴してとても難解な曲のように思う。確かにとても難解である。演奏するのにとても苦労した思い出がある。
横谷氏がなぜこのような表題にしたのかは明らかではないがRhythmではなくPulseとしたところに何かしらのヒントが隠れているのであろう。
殺人的なPulse・・と訳せばいいのだろうか?
曲の背後に潜んでいる単調な点の調べ・・・(森田)
2018年12月23日 富士見市文化会館キラリマルチホールにて。
タイトルのSmall Moniterとはスマホの画面のこと。ランダムな大人数が偶発的に集合する場所、例えば満員電車の中。
とても近い距離に他人が近接しているのに各々各自のSmall Moniterに見入っている。すぐそばの体温を気にも留めずに冷えたスマホで遠くの友人と離れた会話を楽しんでいる。
その可笑しさ、寂しさ、虚ろさ・・・
テクノロジーの発展によって垣間見られたある日の風景(森田)
国分寺M'sにて。
Meteo とは彗星のこと。
横谷氏は定期的にこのような攻撃的な曲を我々に投げつけてくる。
彗星というタイトルを持つ曲ならば流麗な動機を持っていても不思議ではないのになぜかこのような激しい曲に仕上がっている。
おそらくパニック映画のような戯画的な地球存亡の危機を描いたのではないか?(実際に「Meteo」というハリウッド映画が存在した)。
従ってシリアスな曲のようにも聴こえるが、どこか密かに口角をあげている横谷氏の横顔が目に浮かぶ。
阿部氏のドラムソロ!!!(森田)
国分寺M'sにて。
冬の日。冬は外が寒ければ寒い程暖かい。(森田)
2016年4月、東中野Alt Speakerにて。
もっともっと遠くへ。遠くへ行けば見たことや触ったことのない物たちがたくさんあるに決まっている。ここよりももっと素敵な場所に決まっている・・・・
遠方への憧憬。郷愁。
南十字星、天測航海で北極星が見えない場合の目印にもなった。
南半球では最も目立つ星座とのこと。(森田)
2018年2月、与野シャインにて演奏。
表題にはBluesと書いてあるが12小節の古典的な構成ではない。Blueな雰囲気を身にまとった曲とでも言うか・・・
説明は必要としない。
夜に一人で聴いていただければ・・・。(森田)
2018年2月、与野シャインでの演奏。
歪んだオートメーション・・・・
’O’が一つ抜けている。綴りの間違いではないであろうしなにか意図があるはず。
うがった見方をするならば現代文明への批判?とも受け取れるタイトルだ。
考えすぎ?(森田)
2018年2月、与野シャインでの演奏。
AphroditeとVenusは混同されることが多い(かくいう自分も)。
Aphroditeはギリシア神話の美の女神でVenusはローマ神話のそれなのだそう。
ギリシア神話のほうが歴史的には古いようなので美の女神としてはAphroditeがオリジナル。
ちなみに「ミロのヴィーナス」の想定される制作年代は紀元前130年頃なので、「ミロス島のアフロディテ」と呼んだほうが事実に近いらしい・・・・。
表題の由来は何にしろ、深海を感じさせるこの美しいワルツは失ってしまった遠い栄光の時代への想いに溢れている。(森田)
2018年1月、富士見市きらりマルチホールでの演奏。
ひょっとしたらこういう演奏がこのトリオの真骨頂なのではないかと勝手に思い込み、このHPのトップページに載せてしまった。
静かに、深く、中を見つめて・・・・
必要なものだけを必要なだけ持って、独り言のように曲を呟く。
誰にも聴かれないかもしれないし、誰にも必要とされないかもしれないけど、それでも一人呟く・・・(森田)
2013年12月、富士見市きらりマルチホールでの演奏。
歩く歩く。ひたすら軽い足取りで歩く歩く。
靴に小石が入ろうが、口に羽虫が飛び込もうがお構いなし。
大事な事はどうせ後から付いてくる。止まらないこと。歩く歩く。(森田)
2013年12月、富士見市きらりマルチホールでの演奏。
物語性のある演奏。
部屋の隅に物憂げに座っていた人物がふと視線をあげるとすでにもう夜明けだ。ずっと下を向いていたので気づかなかった。
どれ、たまには外でも見てやるか。
外は多分良い天気か、はたまた曇りか土砂降りか・・・・
特になにか期待するでもないが、ひょっとしたら何か楽しいことがあるかも・・・
どっちにしてもクールに行こう(笑)。(森田)
2013年12月、富士見市きらりマルチホールでの演奏。
ブルーなのはもうごめんだ!!(森田)
2016年、吉祥寺にて
タイトルは<霧の日>。
横谷氏は霧、雨、夜、などをテーマに選ぶ。
自らを取り巻く環境に色やリズムを感じているのか、もしくは与えているのか?
少しだけ構成が込み入った演奏だが明確なテーマを容易に聴くことが出来る。(森田)
2016年吉祥寺Megにて。
このトリオには珍しく楽天的な4Beat。
私事で申し訳ないが、私(森田)が(今のところ)自己最高のベースソロと自負しているのがこの演奏。
いつもは録音された音源のベースソロになると耳を塞ぎたくなるのだが、このソロだけは本当に安心して聴くことが出来た初めての演奏。
少しだけ自分を褒めてあげたい。(森田)
ミストラルとは地中海沿岸に吹く冷たい北西風のこと。
阿部氏のドラムはとても乾いた音を出している。空気は乾燥して風は身を切るようだ。
地中海はいつもの透明さを失いこれから厳しい冬に向かおうとしている。
この風を避けてどこかで一息つきたいものだが身の周りに身を隠すことのできる遮蔽物は見当たらない。
仕方ない、このまま行こう・・・・。(森田)